平屋はなぜ耐震性が高い?理由とさらに地震に強くするポイントを解説します! | COLUMN | 株式会社ミライズ(MERISE) | 長野県上田市の住宅会社  

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2022.02.25

平屋はなぜ耐震性が高い?理由とさらに地震に強くするポイントを解説します!

上田市周辺で家づくりを検討されている方の中で、耐震性の高い家づくりに悩んでいる方はいらっしゃいますか。
今回は耐震性を高めるポイントについて紹介します。

 

 

 

□平屋は耐震性が高い

 

*構造がシンプルである

2階建ての住宅と比べて、平屋の耐震性が高い理由の1つは、構造がシンプルなことです。
建物は形が四角形に近いほど、地震が起きた時にその振動が分散し、柱が家を支えるため、倒壊する危険性が低くなります。
構造が複雑な建物は振動を分散させることができず、1点に集中する危険性が高く、平屋に比べて倒壊する危険性が高まります。

 

*高さが低く、軽い

平屋は高さが低くなるため、耐震性が高まります。
建物は高く、上部が重いほど振動を受けて、揺れが大きくなってしまいます。
その反面、平屋は高さがなく、軽いため、揺れの大きさも小さくなり、負担が軽減されます。

 

□耐震性をさらに高めるためには

平屋は耐震性が高いですが、さらに高めることでいざという時のために備えることができます。
耐震性を高めるには、まず耐震診断を行い、適切な箇所を耐震補強するといいでしょう。
平屋の耐震補強でさらに耐震性を高めるためにはいくつか方法があります。
1つ目は壁を補強することです。
壁を補強する方法は2通りで、今の壁に筋交い(すじかい)や補強用合板を設けるものと、新たに壁を増設するものがあります。
筋交いとは、平行線上にある柱と柱の間に木材を交差させて補強する方法です。
壁は建物全体を支えているため、壁を強化することで全体を支える力が強化され、耐震性を高めることができます。
2つ目は柱の強化です。
壁を増やす方法はどうしても光を遮ってしまいます。
光が入らなくなるのが嫌な方は、柱に筋交いをつけたり、柱と天井や床の接合部分に耐震用金具を付けたりすることで、柱を強化して、倒壊を防ぐ方法もおすすめです。
また、屋根を軽くすることでさらに建物を軽くすることができます。
瓦屋根など、重みのある素材ではなく、スレートなどの軽い素材にするのがいいでしょう。
このように、建物を軽くすることで、耐震性を高めることもできます。

 

□まとめ

今回は耐震性の高い建物の理由と、さらに耐震性を高める方法について解説しました。
2階建て、3階建ての建物より平屋の方が耐震性が高く、さらに耐震性を高めるには柱や壁を強化することをおすすめします。
家づくりをお考えの方で、耐震性の高い建物をつくるための工夫に悩んでいらっしゃる方のお役に立てれば幸いです。