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コラム
2025.09.09
新築・リフォームで後悔しない!フローリングの硬さ対策
新築やリフォームで、フローリングの硬さに悩んだことはありませんか。
足への負担が心配で、どんな素材を選べば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか。
実は、フローリングの硬さは、素材の種類や加工方法によって大きく変わるのです。
快適な住空間を実現するためには、その原因と解決策を理解することが重要です。
今回は、フローリングの硬さに関する疑問を解消し、最適な選択ができるようサポートします。
フローリングが固い理由
樹種と硬さの関係
フローリングに使われる木材は、大きく分けて広葉樹と針葉樹に分類されます。
一般的に、広葉樹は針葉樹よりも密度が高く、硬い傾向があります。
オークやタモといった広葉樹は、耐久性が高く、高級感のある仕上がりになる一方、硬さゆえに足への負担が大きくなる可能性があります。
一方、杉や檜などの針葉樹は柔らかく、温かみのある質感ですが、傷つきやすいというデメリットも。
樹種によって硬さが大きく異なるため、生活スタイルや好みに合った樹種を選ぶことが大切です。
木材の密度と硬度
木材の硬さは、気乾比重という数値で表されます。
これは、木材を乾燥させた状態での密度を示し、数値が高いほど硬い木材であることを意味します。
気乾比重は、樹種によって異なり、また同じ樹種でも生育環境や部位によって差が生じます。
例えば、同じオークでも、生育地や採取された部位によって硬さが異なる場合があります。
そのため、フローリングを選ぶ際には、気乾比重の数値も参考にすることが重要です。
加工方法の影響
木材の加工方法も、フローリングの硬さに影響を与えます。
例えば、表面仕上げの方法によって、硬さや足触りが変化します。
オイル塗装は、木材本来の風合いを生かしつつ、滑らかな肌触りを実現しますが、ウレタン塗装に比べて傷つきやすい傾向があります。
一方、ウレタン塗装は耐久性が高く、傷つきにくい反面、木材の温かみを感じにくい場合があります。
固いフローリングの解決策
適切な樹種選び
フローリングの硬さを軽減するには、樹種選びが最も重要です。
硬いフローリングが苦手な方は、比較的柔らかい針葉樹や、広葉樹の中でも比較的柔らかいアカシアなどを検討してみましょう。
ただし、柔らかい樹種は傷つきやすいという点には注意が必要です。
ライフスタイルや、フローリングに求める耐久性などを考慮して、最適な樹種を選択しましょう。
クッション材の活用
フローリングの下にクッション材を敷設することで、硬さを軽減し、足への負担を減らすことができます。
クッション材には様々な種類があり、厚さや素材によってクッション性も異なります。
高性能なクッション材は、防音効果も期待できます。
また、既存のフローリングの上に重ねて施工できるタイプもありますので、リフォーム時にも有効です。
ラグやカーペットの敷設
ラグやカーペットを敷くことは、最も手軽な解決策です。
様々なデザインや素材のものが市販されており、好みやインテリアに合わせて選ぶことができます。
特に、厚手のカーペットは高いクッション性をもたらし、足への負担を大きく軽減します。
ただし、カーペットの下に湿気がたまりやすいので、定期的な清掃や天日干しを行い、カビの発生を防ぐ対策も必要です。
まとめ
フローリングの硬さは、樹種、木材密度、加工方法によって大きく変化します。
硬いフローリングが気になる場合は、柔らかい樹種を選んだり、クッション材を使用したり、ラグやカーペットを敷いたりすることで、足への負担を軽減できます。
それぞれの方法の長所・短所を理解し、生活スタイルや好みに合わせて最適な解決策を選びましょう。
快適な住空間を実現するために、フローリング選びには慎重な検討が不可欠です。
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