COLUMN
2025.02.05
家づくりで後悔しない!階段下スペースの賢い活用アイデア
階段下の空間、どう活用していますか?
多くの家は、このスペースをデッドスペースとして放置しているのではないでしょうか。
しかし、工夫次第で、収納やワークスペース、さらには子どもたちの遊び場など、様々な用途に活用できる可能性を秘めています。
今回は、家づくりの段階で階段下のスペースを有効活用するための方法について解説します。
ぜひ最後までお読みください。
Contents
家づくりで階段下の有効活用方法を考える
階段下のスペースの広さと活用可能性の検討
階段下のスペースの広さは、階段の形状や位置、家の間取りによって大きく異なります。
一般的には1畳~1.5畳程度の広さになることが多いですが、スキップフロアを採用するなど工夫することで、より広いスペースを確保することも可能です。
活用可能性はスペースの広さだけでなく、天井の高さや階段の位置、隣接する部屋との関係性なども考慮する必要があります。
例えば、天井高が低い場合は、収納やトイレなど、座って使用する用途に向いています。
一方、天井高がある程度確保できる場合は、カウンターや書斎、子ども部屋の一部など、立って使用する用途も検討できます。
まずは、階段下のスペースの寸法を正確に把握し、その広さと天井高を基に、どのような活用方法が考えられるか検討することが重要です。
様々な活用方法とメリットデメリット
階段下のスペースの活用方法は多岐に渡ります。
・収納
最も一般的な活用方法です。
奥行きのあるスペースを活かし、可動棚などを設置することで、様々なものを収納できます。
メリットは収納力の向上ですが、奥行きが深く、手前の物が取り出しにくいというデメリットもあります。
解決策としては、手前に引き出し式の収納を配置したり、奥行きに合わせて可動棚の高さを調整したりといった工夫が有効です。
・トイレ
天井高が低い場合でも、座って使用するトイレであれば十分に活用できます。
メリットは空間の有効活用ですが、換気や採光の確保に工夫が必要な場合もあります。
便器の位置やドアの配置などを考慮し、圧迫感を感じないよう設計することが重要です。
・書斎
カウンターを設置し、ワークスペースとして活用できます。
リビングイン階段であれば、家族の気配を感じながら作業できるメリットがありますが、階段の上り下りによる音や振動が気になる場合は、遮音対策が必要です。
・テレビスペース
リビングイン階段の場合、階段下にテレビを設置することもできます。
配線が隠せるというメリットがありますが、テレビのサイズや位置、視線などを考慮する必要があります。
階段の種類と活用方法の関連性
階段の種類によって、階段下のスペースの活用方法も変わってきます。
・固定階段
壁で囲まれた空間が作れるため、収納やトイレ、書斎など、比較的閉鎖的な空間を必要とする用途に向いています。
・スケルトン階段
開放的な空間が特徴です。
収納は壁付けタイプが適しています。
また、オープンスペースとしてインテリアを飾ったり、動線として活用したりすることも可能です。
階段の種類によって、空間の広さや天井の高さ、採光や通風などが異なってきます。
そのため、階段の種類を決定する前に、階段下のスペースの活用方法を検討し、両者の整合性を確認することが重要です。
階段下活用における注意点と設計時のポイント
階段下のスペースを有効活用する際には、いくつかの注意点があります。
・天井の高さ
天井の低さは、空間の使い勝手を大きく左右します。
低い天井では、圧迫感を感じたり、物が収納しにくかったりする可能性があります。
・換気と採光
特にトイレや収納として活用する場合は、換気と採光の確保が重要です。
窓や換気扇の設置を検討する必要があります。
・安全性
階段下のスペースに収納などを設置する際は、安全性を考慮する必要があります。
転倒防止や、扉の開閉時の安全性などに配慮した設計が必要です。
・動線
階段下のスペースの活用方法によっては、動線が阻害される可能性があります。
動線を考慮した設計が必要です。
階段下のスペースを有効活用するための設計上の工夫
収納としての活用と収納設計のポイント
階段下の収納は、奥行きが深く、天井高が低いという特徴があります。
そのため、収納設計には工夫が必要です。
・可動棚
奥行きに合わせて棚の高さを調整できる可動棚は、様々なサイズの物を効率的に収納できます。
・引き出し式収納
奥まった部分の物を簡単に取り出せるように、引き出し式収納を取り入れるのも有効です。
・扉の工夫
扉付き収納にする場合は、開き戸ではなく、ロールスクリーンや引き戸など、省スペースなものを選ぶと便利です。
・収納する物の種類
収納する物の種類に合わせて、棚のサイズや種類を設計しましょう。
まとめ
今回は、家づくりの段階で階段下のスペースを有効活用するための様々な方法をご紹介しました。
収納、トイレ、書斎、テレビスペースなど、様々な活用方法があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
階段の種類やスペースの広さ、天井高などを考慮し、ご自身のライフスタイルに最適な活用方法を選択することが大切です。
設計段階から十分に検討し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることで、デッドスペースになりがちな階段下の空間を、快適で便利な空間に変えることができます。
ぜひ、この記事を参考に、理想のマイホームづくりを進めてください。
そして、階段下のスペースを有効活用することで、より豊かな暮らしを実現してください。
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