COLUMN
2023.12.28
一戸建て建築費用の平均を知ろう！予算別の特長と節約のポイント
新築一戸建てを検討する家族にとって、建築費用の平均を知ることは、予算計画を立てる上で不可欠なステップです。
住宅を建てる際の費用は、土地購入から本体工事、別途工事費や諸費用に至るまで多岐にわたり、その総額は家族の財政計画に大きな影響を及ぼします。
この記事では、一戸建ての建築にかかる平均的な費用とその内訳を国土交通省の調査を基に紹介し、予算計画の参考になる情報を提供します。
□一戸建て建築の費用平均とその内訳
一戸建ての建築にかかる平均的な費用とその内訳は、家族の夢を形にする上で重要な情報です。
国土交通省が行った「令和元年度住宅市場動向調査」によると、注文住宅の建築には平均して4,615万円(土地同時購入時)、3,555万円(建て替え時)が必要で、自己資金比率はそれぞれ27.2％、48.5％となっています。
1:土地代
土地代は一戸建て建築の重要なコスト要素です。
土地の価格はその広さや形状、エリアの利便性によって大きく異なります。
全国宅地建物取引業協会の調査では、一戸建て用の土地の全国平均購入費は約1,600万円、首都圏では約2,680万円となっています。
2:本体工事費
本体工事費は建築にかかる主要な費用で、一般に総費用(土地代を除く)の約70%を占めます。
このコストは建物の広さや設計、使用する建材によって変動します。
3:別途工事費
別途工事費は本体以外の工事にかかる費用です。
例えば、解体費用、駐車場や庭の造成工事、給排水工事などが含まれ、総費用の約20%が目安です。
4:諸費用
諸費用には登録免許税、印紙税、住宅ローンの手数料、保険料などが含まれます。
これらは通常、住宅ローンの融資対象外となるため、別途計画が必要です。
これらの内訳を理解することで、一戸建て建築の予算計画が具体的になり、理想の住宅を実現するための大切な一歩を踏み出せます。
□一戸建て建築費用を抑えるための工夫
一戸建て建築にかかる費用は高額ですが、いくつかの工夫をすることで費用を抑えられます。
これらの工夫は、夢のマイホームを実現するための賢い戦略となります。
1:こだわりを見直す
建築費は、「こだわり」が強ければ強いほど高くなる傾向にあります。
たとえば、壁紙や床材など、後からリフォームで変更できる部分は、初期段階ではコストを抑えた選択をすることが賢明です。
2:外観のシンプル化
建物の形がシンプルであればあるほど、建築費用を節約できます。
正方形や長方形のような単純な形状は、材料の量や施工の手間を減らし、コストダウンにつながります。
3:間取りの効率化
間取りもシンプルにすることで、材料費や施工費を抑えられます。
壁や仕切りを最小限に抑え、開放感のあるデザインを選ぶことがポイントです。
4:別途工事費の見直し
駐車場の舗装や庭の植栽など、別途工事費用も節約の余地があります。
必要最低限の工事にとどめるか、自分で行うことでコストを抑えられます。
5:立地の選定
土地代は建築費用の大きな部分を占めます。
立地を見直すことで、土地代を抑えることが可能です。
例えば、駅から離れた地域や、特急が停まらない駅近くの土地を選ぶことで、土地代を節約できます。
これらの工夫を施すことで、建築費用を抑えながらも、理想の住宅を実現できます。
費用の削減は、将来の財政計画にもプラスとなり、より快適な住まいづくりに貢献します。
□予算別の一戸建て建築の特長
一戸建て建築の予算ごとに、その特長や可能性は大きく異なります。
予算の設定は、住宅の仕様や快適性に直結するため、予算別の特長を理解することは重要です。
以下でそれぞれの金額の予算別の特徴を見ていきましょう。
＊1,000万円台の特長
1,000万円台の予算では、床延べ面積が90~110平方メートルのシンプルな住宅が主流です。
建物の形状は長方形や正方形が一般的で、外壁や屋根の材料もコストを抑えたものが選ばれます。
内装や設備においても基本的な機能に絞り、高価なオプションは避けることが多いです。
＊2,000万円台の特長
2,000万円台の予算では、床延べ面積が110~120平方メートルとなり、より多様なデザインや設備の選択肢が可能です。
外壁のタイル仕上げや最新式のキッチン、バスルームの設備導入が可能になり、住宅の快適性や機能性が向上します。
＊3,000万円台の特長
3,000万円台の予算では、床延べ面積が120~130平方メートルの高品質な住宅が実現可能です。
敷地の形状に合わせたオリジナルデザインや、高級素材の使用、床暖房の導入など、多くの希望を叶えられます。
この予算範囲では、大手ハウスメーカーの高品質な注文住宅も選択肢に入ります。
□まとめ
一戸建て建築の費用平均とその内訳を理解することは、予算計画の立案に不可欠です。
平均的な費用は、土地同時購入時で4,615万円、建て替え時で3,555万円であり、土地代、本体工事費、別途工事費、諸費用に分けられます。
また、建築費用を抑えるための工夫、例えばこだわりの見直しや外観のシンプル化、間取りの効率化、別途工事費の見直し、立地選定、住宅ローンの諸費用見直しなどを行うことで、コストパフォーマンスの高い住宅建築が可能です。
さらに、予算別の住宅特長を理解することで、限られた予算内で最大限の価値を引き出せます。
これらの知識を活用し、理想の住宅建築を実現しましょう。
上田市・佐久市・長野市・松本市周辺で一戸建てに興味がある方はぜひ当社までご相談ください。
