新築で和風要素を取り入れた家に住みたい!取り入れるポイントをご紹介! | COLUMN | 株式会社ミライズ(MERISE) | 長野県上田市の住宅会社  

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2023.08.28

新築で和風要素を取り入れた家に住みたい!取り入れるポイントをご紹介!

新築住宅は一生に一度の大きな買い物になる場合もあります。
そのため住宅を建てる上で、よりデザイン性の高い家やおしゃれな家に住みたいと思う方も多いのではないでしょうか。
中でも和風建築は人気のデザインの住宅です。

今回は、注文住宅の中でも人気である和風建築の特徴や、和風建築を作るためのポイントをご紹介します。

 

 

□和風建築の特徴

和風建築についてなんとなくのイメージを持たれているかもしれませんが、実際にはどのような住宅なのかご存知でしょうか。
和風建築は、日本家屋と呼ばれる日本特有の天然素材を用いて、その素材を活かした日本の伝統的な建築方法で作られた住宅のことを指します。

住宅の外観だけでなく、部屋の構造や間取り、天井や床、扉などの室内の装飾にも伝統である和をベースとしたデザインが取り入れられています。
室内には、漆喰や珪藻土などを塗り固めて作った塗り壁や、イ草を原材料とする畳を室内建材として使用しています。

*和風建築は日本の気候にも適している

和風建築は、デザイン性以外に日本の気候に適した構造や素材が使われています。
日本の気候は、夏は蒸し暑く湿気が多いジメジメとした気候で、冬場は寒く乾燥した気候です。
そのため、住宅に使用されている素材には、湿度の調整や乾燥を防ぐ機能があります。

住宅の構造では外の空気が出入りしやすい造りになっており、使用されている木材は湿気を吸収したり放出でき、常に人が快適に生活しやすい湿度に調節してくれます。
この湿度の調節を調湿機能と言い、和風建築に使われる木材にはこの調湿機能が備わっています。

そのため、夏場は湿気が籠りやすい室内の湿気を減らし、冬場は乾燥しないように空気を調節し乾燥を防げます。
和風建築は、高いデザイン性だけでなく、日本で住むうえで適した住宅であると言えます。

□どんな和風要素を取り入れればよいか?

*断熱性と日差しを考慮する

和風建築を建てる上で重要なのは、断熱性と日差しの入り方を考えることです。

日本の気候は昼夜の寒暖差が低いため、断熱性を十分に確保する必要があります。
断熱性を確保できないと、外気の影響を受けやすい住宅になってしまい部屋ごとの寒暖差が大きくなってしまいます。
冬場は特に寒暖差が激しいため、部屋ごとの温度差によって体に負担がかかりやすいです。

日差しの入り方では、太陽光を上手く利用できる仕組みを作ることです。
まず、窓の位置によって採光の入り方と風通しの良さをを考えます。
住宅の北側に窓を設置することで、採光を確保しやすくなり、南北両側に窓を取り付けることで、室内の空気の循環が行いやすくなります。
特に、1階部分や平屋の家は採光や風通しの良さについて工夫が必要です。

*和要素は多用しない

和風建築で気を付けるポイントは、和要素を多用しないことです。
和の雰囲気を演出できる素材は、こだわりたい箇所に適切な量を設置することで和としての要素が引き立ちます。
そのため、和要素をこだわりたい部分とそうでない部分であらかじめ決めておきましょう。

和を演出できる要素として、無垢材を組み合わせて作る格子戸を扉として取り入れることや、和紙を使った和紙壁紙や障子戸など、多くの素材で和要素を取り入れられます。
注意点としては、これらの和の建材はコストが高い場合が多いです。

そのため、こだわりたい部分はしっかりと決め、和要素のメリハリを付けましょう。
多用しないことで、コストカットにも繋がります。

□新築で和風な家にするメリット

和風建築の特徴として、縁側の設置があります。
縁側は、家のへりである部屋の外側や外周部に設置される板敷き状の通路のことであり、
部屋の内と外とを結びつける役割があります。
家の中に居ながら自然を感じられる要素であるため、心地良い空間を形作れます。

また、和風建築には土間と呼ばれる空間があります。
土間とは、土足で上がれる室内空間であり、現在の玄関の延長線状のような役割を持つ空間です。
ちょっとした収納スペースや、団らんの場、趣味としての空間利用などさまざまな用途に使用できる空間になります。

壁面には、漆喰や珪藻土の塗り壁は表面がざらざらしており、和の要素を演出します。
また、見た目だけでなく断熱性や遮音性、そして調湿機能や保湿性が高く建築素材として非常に優れたものでもあります。
そのため自然素材を用いた塗り壁は、和の見た目だけでなく生活面でも優れている壁なのです。

他には、和風建築と言えば畳は欠かせません。
和としての機能を演出するだけでなく、塗り壁のように調湿機能を持ち合わせています。
床面が柔らかい素材でできているため、足への衝撃を和らげてくれる効果も期待できます。

□まとめ

和風建築は、日本由来の自然素材を用いて伝統的な建築様式で建てた住宅のことです。
また、高いデザイン性だけでなく夏の多湿や冬の乾燥を調節する調湿機能を持ち合わせており、日本の環境に適した建築素材であると言えます。

上田市周辺で注文住宅をご希望の方は、ぜひとも当社をご利用ください。