COLUMN
2022.06.17
平屋は暑い?平屋の暑さ対策について紹介します!
平屋を考えている方に知っていただきたいのが平屋の暑さ対策についてです。
そこで今回は平屋が暑いと言われる理由と暑さ対策について紹介します。
知っていると必ず役に立つのでぜひ参考にしてみてください。
□平屋が暑いと言われる理由についてご紹介!
平屋が暑いと言われる理由について紹介します。
1つ目は居住空間が屋根の真下であるからです。
平屋はリビングやダイニングなど、長い時間を過ごす居室が屋根の真下に位置します。
そのため、夏場には屋根の温度を上げてしまいます。
じわじわと熱は伝達されて、住まいにまで熱気は伝わり暑さを感じてしまいます。
2階建てであれば1階部分は涼しく過ごせますが、平屋では熱から逃れられません。
平屋でも、小屋裏空間と呼ばれる緩衝帯がありますが、勾配天井の場合は、この緩衝帯もなくなるため、さらに熱を感じやすくなります。
2つ目は風通しを確保することが難しいからです。
日当たりのよい南側にLDKや和室を配置すると、北側に水回りや玄関を配置することになり、南北の通風を確保するのが難しくなります。
その結果、熱い空気を外に排出できず暑くなってしまいます。
また、階段室や吹き抜けを設けることができないので、重力換気ができません。
重力換気とは、低いところと高いところに窓を設けることで、効率的に熱気を排出する方法です。
さらに、防犯上夜に窓を開けられず、空気がこもってしまうことも原因です。
□平屋の暑さ対策についてご紹介!
平屋の暑さ対策について紹介します。
1つ目は小屋裏空間を大きく取ることです。
広い小屋裏はため込める空気の量と天井との距離間が大きくなるため、広い方が暑さ対策に有効になります。
陸屋根は小屋裏空間が狭くなるのに対して、切妻、片流れは小屋裏空間を広く取りやすいです。
2つ目は断熱材を節約し過ぎないことです。
断熱材をたくさん入れる方法も確実に効果が上がります。
断熱材でも様々な商品がありますが、比較的安価で効果的な方法はグラスウールを天井や屋根に充填することです。
このグラスウールを高性能の商品にするだけでも効果があります。
グラスウールは密度が高ければ高いほど性能が良くなります。
3つ目は屋根の材料に注目することです。
屋根に使われる素材で最も断熱効果の高い素材は粘土瓦で、その次がセメント瓦、ストレート、金属板です。
また、ガルバリウム鋼板等の金属板屋根は薄く熱を通しやすい素材で、デザイン性は高いですが、断熱と言う面ではデメリットがあります。
4つ目は小屋裏を強制的に換気することです。
暖まった空気がずっとあるとどんどん温度も上がってしまいます。
空気の入れ替えをしてあげる事で温度が上がることを防げます。
小屋裏に洗面やトイレに排気の換気扇を設置し強制的に暖まった空気を排気させる方法が有効です。
□まとめ
今回は平屋が暑いと言われる理由と暑さ対策について紹介しました。
この記事を参考にして頂けると幸いです。
上田市周辺にお住いの方で何かご不明な点がございましたらお気軽に当社までお問い合わせください。